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薬用植物の世界

黄芩(オウゴン)Scutellariae Radix

基原 シソ科 Labiatae コガネバナ Scutellaria baicalensis Georgiの周皮を除いた根
局方規格:本品は定量するとき乾燥した生薬の乾燥物に対しバイカリン10.0%以上を含む
産地:河北省、吉林省、山西省、雲南省、山東省、遼寧省、安徽省、内蒙古、陝西省
成分 フラボノイド(オウゴニン、バイカリン、バイカレイン)など
薬理 抽出物:解熱、解毒、胆汁分泌促進、胃液分泌抑制、降圧、緩下、抗炎症、抗アレルギー、抗菌、
脂質代謝改善、血栓形成抑制作用、アラキドン酸代謝系に対する作用など (フラボノイド)
バイカレイン、バイカリン:解毒、抗アレルギー
効能主治 効能:清熱する、湿熱を除く、止血する、安胎作用を有す
主治:高熱による煩渇、肺の炎症による咳嗽、湿熱による下痢、黄疸、熱または結石などによる排尿障害、
嘔気、鼻出血、子宮出血、遺精、目の充血性の腫痛、流産しかかったもの、できもの、化膿性の腫れ物
黄芩の細末を外用することにより抗炎症と滲出防止に有効である
引用文献 根本幸夫 監修「漢方294処方生薬解説」2018年、徐宜厚・王保方・張賽英 編著「中医皮膚科学」2017年

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