エクトイン
化粧品表示名称 |
エクトイン |
医薬部外品表示名称 |
エクトイン |
成分特徴 |
主にハロモナス属(学名:Halomonas)やエクトチオロドスピラ属(学名:Ectothiorhodospira)などの好塩性細菌に存在する補償溶質かつ双性イオン化合物であり、分子量142.16の水溶性環状アミノ酸です。 エクトインは、1985年にエジプト北部にあるワディナトルーン(Wadi El Natrun)の塩湖に生息する好塩性細菌の一種であるエクトチオロドスピラ属(Ectothiorhodospira)の細菌から発見され、この好塩性細菌を由来として「エクトイン」と称されています。 高濃度の塩が存在する環境下では、細胞内部の浸透圧を調整して外界の浸透圧に対抗する必要がありますが、好塩性細菌は極限環境微生物の一種であり、エクトインなどの補償溶質を合成し細胞内に蓄積することで、外界との浸透圧調整をはじめ凍結、乾燥、高温など温度ストレスから細胞やタンパク質を保護していることが明らかにされています。 |
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