ヘルスケアを科学する
ismは難治性皮膚疾患を主たる研究領域に定め、最先端の皮膚科学とテクノロジーを融合させた化粧品規格の革新的皮膚外用剤、いわゆる「診療支援化粧品」の開発を通じて皮膚科領域における新薬不足問題の解消に貢献することを目指しています。
皮膚科診療においてはこれまで十分有効な医薬品が乏しく、主要医薬品のステロイド外用薬が登場したのは1952年、代表的な保湿剤であるヘパリン類似物質の販売開始は1954年にまで遡ります。さらに、診療ガイドラインでは第1選択薬に推奨されながらも、市販薬がないため院内製剤を作製して対応することを余儀なくされるといった課題も抱えており、従前から患者さんの治療満足度が低い疾患領域の存在が問題になっていました。
「診療支援化粧品」開発プロジェクトは、未充足な医療ニーズを補完して臨床への貢献を目指す取り組みです。補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine: CAM)の選択肢の一つとして「診療支援化粧品」を医療現場でお役立ていただけるよう、ismはこれからも新製品の開発と不断の品質向上に努めてまいります。